メディアテクトでは現在、AI領域におけるプロダクト設計を最終ゴールに据え、2026年4月の正式リリースに向けた段階的な試験運用を進めています。AI導入支援と企業DX、そして人材育成を目的としたAI教育を組み合わせた新しいサービスの構築を目指し、すでに複数の事業者様に対してAI開発およびAI教育に関する支援を開始しています。
各業界が抱える事業課題をAIによってどのように解決できるのか、そして実際にどのようなAIが求められているのかを探るため、業界の声を直接伺いながらモデルケースの作成を重ねている段階です。試験運用の最初の期間であるフェーズAでは、事業者様へのヒアリングを通して、AI導入に対する期待と課題の双方を整理しながら、実際にAI開発から納品まで行うことで、現場で求められている具体的な活用方法を明らかにしてきました。
このフェーズでは、業界別のAI開発ニーズの把握、AI活用事例の蓄積、そしてAI教育の内容検討など、サービス開発の基盤となる多くのデータを収集することができ、結果として当社のAIプロダクトの方向性に確度が生まれました。
フェーズAは2025年11月中旬をもって完了し、現在は次のステップであるフェーズBへと移行しています。フェーズBでは、AI開発から納品に至る業務フローを体系化し、あらゆる業界で応用可能なAI開発ケースを整理するとともに、企業内でのリスキリングやAIリテラシー向上を目的とした教育体系の構築を進めています。
社内ではすでにAI事業専任のチームが立ち上がっており、さらに高度なAI技術を提供できる外部パートナーとの協業も進行しています。AI領域は特に専門性が求められる分野であるため、開発力と教育力の両方を強化することを重視しながら、2025年12月末までにフェーズBの整備を完了させる計画です。
2026年1月から3月末までのフェーズCでは、プレリリースとして10社限定の特別提供を行い、正式版に向けた最終調整を進めていきます。このプレリリース期間では、AIを活用した企業DXとAI教育を組み合わせたサービスを実際に利用いただき、より実践的なデータとフィードバックを収集することで、最終プロダクトの完成度を高めていく予定です。
正式リリースは2026年4月1日を予定しており、AI導入による業務効率化や生産性向上、企業DX推進、リテラシー向上を同時に実現するサービスとして展開していきます。AI活用の有無が企業価値や個人の生産性に大きな差を生む時代が訪れつつある中で、依然として多くの企業がAI活用への一歩を踏み出せていないのが現状です。
当社は、そのギャップを埋めることこそ社会的にも重要な使命であると捉え、AIを軸とした事業者支援に取り組みます。また、社内体制についても、AI技術に精通した専任メンバーが中心となり、外部のパートナーとも連携しながら、より専門性の高い開発/教育の提供が可能な体制を構築しています。AI人材の確保やパートナーシップの強化は、今後の事業成長において不可欠であると捉えています。フェーズC以降の営業戦略においても複数の業界でアプローチと検証を進めており、来年4月を目標にスピード感のあるサービス提供が重要と考えております。
フェーズAの完了により、当社としても本サービスの実現性が大きく高まったことを受け、AI事業をメディアテクトの正式な事業ラインのひとつとして本格的に推進していく方針を固めました。これまでの試験的運用で得た知見を基盤に、企業DXとAI導入支援、そしてAI教育の三つの側面を持つプロダクトとして、企業の未来につながる価値を提供していきます。
今後も、社会の変化と企業ニーズに寄り添いながら、より良いプロダクトの開発に努めてまいります。お問い合わせはCONTACTからお願いいたします。